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プロフェッショナル川上量生さんの感想:中国語市場とN高等学校

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2016年8月23日放送のNHK『プロフェッショナル』に川上量生さんが特集されていました。

 

川上量生とは

わたしの不勉強からですが、角川とドワンゴが合併してたんですね。ビックリ。ということで川上量生さんの肩書をウィキペデイアから抜粋

カドカワ株式会社代表取締役社長、株式会社ドワンゴ代表取締役会長、株式会社KADOKAWA取締役、株式会社スタジオジブリ所属、株式会社カラー取締役、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団理事、学校法人角川ドワンゴ学園理事。

番組のコンセプトは「ひらめきは信じない 理屈を信じる」という一点なんですが、自分が思ってたような理屈の人ではありませんでした。

わたしはUSJの森岡毅さんのようなデータ収集、統計学と数学を駆使されるのかと思ってました。そこは勝手に私が想像していたことなので、気にしないでください。

 

ポイントは「誰もしてないこと=ひらめき」と考えで即行動ではなくて、「誰もしてない=何かやらない理由があるのでは?」と考えることだと感じました。

 

たしかに川上量生さんは経営者でありながら前線を突っ走る人ですが、経営者にかわりはないのでマーケッターであるUSJの森岡毅さんと比較するのも間違いかもしれません。

 

でも番組内で川上量生さんは数学の勉強をされてました。個人講師を雇っての熱の入れようはさすがです。

 

番組内で「つかみどころがない」と紹介されてましたけど、かなり違和感がありました。なんかそういう風に川上さんのイメージを作りたいというか、ドキュメントにありがちのパターンにはめようとする感じがいやでした。

 

最近のプロフェッショナルは隔週だったり2週とんだり。制作費が減らされたのか、ネタ切れなのか分かりませんが質が前より落ちている気がします。出演されている人の質ではなくて、ドキュメンタリーとしての取材の深さとか構成とか。

いろいろテコ入れしているのかもしれません。批判してますけど、番組のファンなので見守ります。

 

カドカワが作るネットの高校=N高等学校

番組の後半でN高等学校についてふれられていました。開校前の予想よりも人が集まってないようです。この学校のことは、プロフェッショナルで知りました。

 

学校という分野をどれだけ研究されたのか分かりませんが、ニコ動のようにはうまくいってないようです。少子化の今学校を作るというのかリスクもあるでしょうが、何かしらの理由で学校に行けない、行きたくても行けない子どもたちが増えている現状を考えるとビジネスチャンスはあるかもしれませんね。

なぜ中国語市場は伸びないのか?未来の需要は?

番組内でN高等学校のテコ入れ案として川上量生さんは、中国語をカリキュラムに言われました。そして例のごとく、やってる所が少い理由を社員さんが探しだすわけですが、需要が少いというデータがあつまり川上さんは悩みます。

というか、あそこで紹介されてるぐらいの中国語に関するデータは、いくら川上さんが思いつきで会議の場でいったとしても、出席者の誰かがそのばで提示できていないというのは、やや問題かなとも思いました。

だってホテルにいけば、フロントで中国語で案内してるのは日本人ではなくネイティブの人たちですよ。爆買いの対象になってる家電量販店もドラッグストアもそうです。

おそらく番組作成でカットされている部分もあると思うので、あーいう感じになったのかと思いました。じゃなと肌感覚がなさすぎるですからね~。

けっきょく中国語はカリキュラムに入ることになったようです。2000万ぐらいかかるらしいですが。今は需要なくても未来はどうなるか分かりませんし、需要がでたときに準備を始めても遅いですからね。成功してほしいと願ってます。

N高等学校のホームページへの提案

最後にN高等学校のホームページなんですけど、何をやりたいのかよく分からないですね。

nnn.ed.jp

ごちゃごちゃしすぎで。有名予備校講師がなんちゃらと言われても、心に響かないと思うんですよ。

 

子どもたちにとって、講師が有名かどうかなんて関係ないでしょ。

というか「有名予備校講師」というフレーズ、どこでも宣伝しているので、学校を探して資料を大量に集めている人からしたら目にも止まらないと思う。

 

番組内で川上量生さんがN高等学校にかけた想いを語ったシーンを流したほうが100倍伝わると思いました。

 

他の通信制高等学校とうちは違うんだ。未来のエリートをこの学校から排出する。普通校にも行けないのにと下を向くのではない。それは過去の話しであって、今はエリートの道はバーチャルにもあるんだ。

正確ではありませんが、そういうメッセージでした。あのシーンを抜粋して、N高等学校のホームページの目立つところにはりつておいたほうが、どんな学校なのか分かりやすい、差別化できるんじゃないかなと。

 

たしかにホームページには設立の理由は対談形式で書いてます。でも番組で感じた熱は残念ながらありません。ニコ動の会社が関わってるのに、なぜ動画を使わないのか不思議に思いました。

 

設立にあたって | N高等学校(通信制高校 広域・単位制)

そういう願いや想いを込めて大人達が作った学校、未来への願いがこもっている学校だと分かれば、行きたい人だって出てくると思います。このままだとニコ動を運営している会社がおもしろおかしく学校を作りました~みたいにしか感じないです。少なくともホームページは。

 

通信制を卒業しても就職どうのこうのという話はあるかもしれませんが、現に不登校の生徒は右肩上がりで増えてます。クラスに不登校の子がいても、不思議ではない世の中です。

就職業界が変わるのは後々かもしれませんが、緊急をようすることです。

今年の甲子園にクラーク記念国際高校という通信制の学校が北海道から出場しました。他の私立と同じように全国からスカウトしてきた生徒達という話しを耳にしますが、それはさておき甲子園にも変化が出始めているということですね。

生徒さんが集まると良いですね~。

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