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塾講師のバイト失敗談。生徒と仲良くなりすぎて収集つかなくなる

塾講師を大学1年から卒業まで続けた、彩乃ですm(_ _)m

前に塾講師のバイト体験談を紹介しましたが、今回は失敗談がテーマです。

これから塾講師を考えてる、すでにはじめてる大学生や社会人の参考になれば嬉しいです。

【失敗談1】生徒と講師が友達のように仲良くなる

塾講師のバイトをはじめたばかりのとき、生徒との距離感を間違えて失敗しました。

具体的にいうと、友達のようにふるまってしまい、生徒も調子にのって、ついには授業で収集がつかなくなるという状態になりました。

大学生と中学生だと、年齢差が比較的少ないです。(社会人と比べれば)

なので、フレンドリーに接してくる子も少なくありません。

もちろん、子ども講師との距離感を様子見してから、どう接するかを決めてきます。

わたしの場合、学校の先生のようなカタイ感じじゃない講師になりたかったので、いかにも講師です!!!というふるまいや空気感は出してませんでした。

そのせいもあって、生徒と仲良くなるのも早く、「これが私の理想の講師♪」と調子にのってた時期があります。

距離感が近いと、何でも相談してくるし、こちらが「勉強がんばろう」と言えば素直に聞いてくます。
でも、仲が良すぎるのは、諸刃の剣で、風向きが変わると一気に逆の関係にもなります。

宿題をさぼってきたり、授業中にも勉強に関係ない話をしてきたりで、規律が守れなくなります。

こちらが勇気をだして、柔らかく注意すると、予想しないような反応がいろいろかえってきました。
一番おどろいたいのは、「講師をかえてください」でしたね。

わたしと、生徒との仲の良さは、教室長も知ってたので、保護者から電話があったときは、かなりビックリされてました。

けっきょく、間に教室長がはいって、私と生徒とのずれた関係を修復していただき、その子を無事に高校入試&合格までかかわることができました。

講師と生徒との距離感を保ちながらでも、心を通わすことはできます。

バイトをはじめたころは、生徒に好かれようとしてたところがありました。

4年間塾講師のバイトをして感じたのは、生徒が求めてるのは仲の良い友だちのような講師ではなく、自分の勉強や将来について真剣に考えてくれる講師なんだと分かりました。

【失敗談2】受け持ち教科を増やしすぎた。完全赤字

個別指導塾は、受け持ちできる教科、対応できる学年が多いほど、授業コマ数が増える可能性が高くなります。つまり、稼げる金額が増えるということです。

わたしは「英語のみ」の約束でバイトをはじめました。

でも、教室の近くに英文科の大学がありまして、英語講師はあまってる状態でした。

自分では、2コマ目だけで終わりではなく3コマ目も授業に入りたかったのですが、入れてもらえませんでした。

中学生の数学ができれば、一気にコマ数は増やせると教室長に聞いて、大学1年の最後あたりから猛勉強して、大学2年生からコマ数が一気に増えました。

個別指導の授業は、中学生の場合は英数が中心です。

でも、夏期講習や冬期講習では、国語、理科、社会の授業も増コマしてきます。

大学2年の夏は、彼氏もいなくて暇でした。なので、バイトでしっかり稼いで貯金しようと考え、理科や社会、国語の授業も担当させてもらいました。

事前に研修を受けたものの、具体的な指導内容は自分で考えないといけません。

講習で使うテキストは決まってるのですが、どういう順番ですすめるとか、どういう話をするかは基本的に講師が考えます。

コマ数が増えると、準備も大変になるのですが、当時の夏休みは暇だったので、なんとか対応できました。

このときの授業が生徒や保護者から好評だったので、それ以降の講習会、それと定期テスト対策としての増コマなどの指名が入るようになりました。

断るわけにもいかないし、期待は裏切れないので、準備に時間をかけるわけですが、完全に赤字状態。
授業の時給はでますが、準備の時間のお金は発生しません。(当たり前ですが)

大学2年、3年は、5教科の準備におわれることになりました。

お金の面では赤字なんですが、「分かりやすい!!!」と生徒から面と向かって言われると、やめられないんですよ。

義務とかじゃなくて、この快感を味わいたくて、頑張ってしまうんです。

なので、失敗談と言ってよいのか分かりませんが、
もしあなたが、時給にこだわるなら、必要以上に教科は受け持たないほうが良いです。

理想としては、英語だけよりは数学も少しできたほうが良いです。

逆に数学ができるなら、それだけでも良いかもしれません。

どこの塾でも数学の先生は足りないみたいですから。

やる気があれば、5教科対応できるようにしておけば、穴ゴマも作らず、たくさん授業を担当できる可能性が高くなります(講習会で)

まとめ

生徒との距離感は適度に保ったほうが良いです。

とはいえ、「THE 講師!」的に堅苦しく接してくださいという意味合いではありません。

好かれようとせず、生徒の成績をしっかり上げる、約束は守る、など誠実に対応し続ければ、無理に仲良くなろうとしなくても、心を通わせることはできます。

嫌われる勇気をもったほうが、結果的には良いことがいっぱいありました。

 

大学の時間割にもよりますが、基本的に受け持つ生徒は中学生が多くなります。

小学生が多い1コマ目には大学生も社会人も間に合わない人が多いと思います。

なので、中学英語と数学、もしくは数学、を受け持てるようにしておけば当面は稼げると思います。

無理して、たくさん教科を入れすぎないように注意しましょう。

 

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