今年2016年、一番読み返した回数が多かった本をご紹介します。
『GRITやり抜く力』ダイヤモンド社 byアンジェラ・ダックワース
グリットを読んだ感想とポイント
「GRIT(グリット)」の要点は「努力は才能を凌駕する」という一言につきます。
人は結果がでないと「才能」のせいにしがちです。自分には才能がない。だから成功できないと、出来ない理由を作って正当化させます。
GRITのなかで
・挫折しても継続することが重要
・「情熱」と「粘り強さ」がカギになる
・「努力」は二重に影響する
才能×努力=スキル スキル×努力=達成
・相手に対して2倍の才能があっても、
1/2の努力では負けてしまう
と著者のアンジェラ・ダックワースは述べています。
努力は才能をも凌駕するわけですが、短期的な努力では効果がありません。
「努力=がんばる」とイメージしがちな人は要注意です。短期的に「ものすごくがんばる」だけでは、極度の才能がない限り、失敗する可能性のほうが高くなります。
継続力がない、飽きやすい人ほど「やる気」という言葉を用います。やる気をあげると、あとは下るだけなので維持するのが大変です。
最初の段階で、やる気の炎をあげるのではなく、いかに小さな火をたんたんと燃やし続けるか?そこがミッションを達成できる人とできない人の差になります。
新年を迎えると、今年の手帳に目標を書く人は多いと思います。三日坊主で終わらないためにも、目標を達成するための考え方も学んでおく必要があります。
行動を継続するテクニックは石田涼さんの本がおすすめです。
「まんがで身につく 続ける技術」
「続ける技術」
「すごい「実行力」」
行動科学マネジメントを学べば、無理なく継続できる仕組みを手にすることができます。
その土台としてGRIDを読んでおくと、壁にぶつかり己の才能のなさを嘆くことなく、努力を続けて目標を達成することができるでしょう。
以上、「『GRITやり抜く力』を読むと、新年の誓い(目標)が叶いやすくなるよ」という話題でした。