質問は、人生をポジティブにするものです。文句を言っているだけではものごとは動かないので、「これが今、分からない」「できない」と正直に認め、質問することによって前に進んでいきます。
人間が思考停止する、行動しない原因として以下の3つが多いのではないでしょうか?
・壁にぶつかり挫折する
・はじめから無理だと決めつけて行動しない
・やる気はあるけれども、何をしていいいのか分からない
理由はともあれ、考えることを放棄して行動をやめればそこで試合終了です。
「質問力」がないと行動が続かない
前回の紹介した「GRIT」では、努力を続けることが、才能をも凌駕すると言ってます。正解のない人生を生き抜くためには、続けないといけません。
『最高の結果を引き出す質問力』には、思考停止にならない方法が書かれてあります。その方法とは【自分に良い質問をしてあげること】です。
行動する前から100%の完成度を求めると、何をしていいのか分からず行動できません。絶対ムリ!という結論になり行動しない人も多いでしょう。
では70%の完成度のために何ができるか、自分に質問してみるのはどうでしょうか?それならできるかも、、と具体的な行動がみえてくるかもしれません。
・100%の完成度に仕上げるための方法
・70%でいいから、まずは形にする方法
目指すゴールは同じでも、自分にどんな質問をするかで、結果は変わります。どちらを自分に質問するかで、その後の世界が変わってきます。
これまではパズルを早く完成させられる人が、勝者とされてきました。情報社会になり、抜けてるピースを誰よりも早く見つけられる人が、ビジネスで成功してきました。
今や成熟期にはいり、完成させるべきパズルがなくなりました。今はどんな形にしてもいいから、みんなが喜ぶものを作れる人が勝者の世界です。
たったひとつの正解を探す力ではなく、複数の選択肢から最適解を見つけないといけません。
サントリー創業者の鳥井信治郎が残した名言、「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」にあるように、やってみないと分からないことばかりです。
もちろん先人の成功体験はあるでしょうが、自分にあてはまるか分かりません。
ライバル会社のマネをしても、「iPhoneにそっくり」「MacBookにそっくり」という感じで、二番煎じとバカにされるしかありません。
誰よりも早く行動に移せることが、絶対条件です。そのために必要なのは、自分への質問力です。
『最高の結果を引き出す質問力』を読むことで、どんな質問を自分にすればいいのか?が分かるようになります。