発想力を鍛えて、仕事などのアイデアをばんばん生み出したい人向けの記事です。
発想力を高めるのにおすすめの本を4冊紹介します。
アイデアのつくり方
発想力、アイデア本の中では、とても有名な本です。
ポイントは、全く新しいことを考える必用はない(既存のアイデアのかけ算で作る)
アイデアを思いつくには、準備が必用だということです。
100ページ程度なので、読むのに30分もかかりません。
ページ数は少ないですが、書かれてるある内容、アイデアの生み出し方に必用なエッセンスは全て揃ってます。
メモの魔力
発想力を高めるには、ふだんからメモする習慣が必須です。
なぜなら人間の短期記憶は、それほど発達してないから。
つまり、アイデア、もしくはアイデアの源泉が見つかっても
頭だけで記憶できないからです。
本書の構成は大きく2つに分けられます。
「メモの仕方(思考法を含む)」「自己分析と夢実現」
一般的なメモとは、個別具体的な内容になると思います。
例)
・駅前のタピオカ屋に、おじいさん、おばあさんが並んでいた
・ドームに野球観戦。数年前と比べて空席が目立つ。
メモするだけでは「事実の確認」で終わります・
いかに昇華するかがポイントになります。
例えば、「駅前のタピオカ屋に、おじいさん、おばあさんが並んでいた」
という事実から、何が分かるかです。
唯一の正解はありません。
わたしなら、「タピオカブームは1周した」と考えます。
つまり、若者からブームが始まり、おじいさん、あばあさんまで認知度が広がった
ということです。
顧客層が一周してますので、新規層は望めません。
このままブームで終わるのか、それとも新しい価値観が追加されて再び2周目が始まるのか、という視点で考えます。
具体的なメモを、抽象度をあげて考えることで、「じゃあ、タピオカの次にくるものは?」「タピオカ屋のお店ごとの工夫を調べてみる」など、次の行動リストが浮かんできます。
『メモの魔力』には、上記のような、事実⇒抽象化&転用(行動)、をメモから入れるように仕組み化する方法が書かれています。
「自己分析と夢実現」の部分では、そもそもなぜメモするのかという本質的な部分が書かれてます。
同じ事実を見ても、気になる人と気にならない人がいます。
その違いは、自分の課題、目的を意識してるかどうか。
「アンテナをはってるかどうか」と言っても良いです。
メモする目的とは、直近の話なら「仕事に役立てたい」
大きな話になると「自分の夢を叶えたい」になります。
つまり、メモの仕方を学ぶだけでなく、メモする目的を自分で認識しないことには、よいメモはできないということです。
「メモ=人生戦略」と言ったら大げさに感じるかもしれませんが
著者の前田裕二さんは、まさにそれを成し遂げた人です。
メモだけでなく、資格の勉強、ダイエット、自己啓発、、、全てに必用なのが目的意識です。
本書では、メモの仕方、メモする目的、両方が学べます。
まんがで分かる地頭力を鍛える
「発想力がなくて、、」
「アイデアがなかなか思い浮かばない」
↑こんな悩みを持つ人のなかには、
思い込みや考え方のクセが原因で
発想の幅を狭くしてる方もおられます。
地頭力を鍛えることで、発想の幅を広げられる可能性があります。
新しい武器をゲットするのではなく、今ある武器を効率的に使う方法を
学ぶということです。
しかも、全く新しい思考法というよりも、思考を狭めてる原因を知るための本を
考えると良いです。
つまり、答えはすでに持っているけれども、何かしらの理由で、見つけられない人の救済本ともいえます。
・ある課題の答えをだすのに、1週間とか1ヶ月、時間をかけてしまう人。
・考え方にルールを作ってない(思いつきばかり)
↑こういう人は、地頭力を鍛えることで、発想力が高まる可能性があります。
ニュータイプの時代
発想力を鍛えさえすれば、自分の人生はバラ色♪
という考えは危険です。
今の時代は、正解を出す力よりも、問題を探しだす人が求められてるから。
なぜなら、正解が出尽くしてる問題が多いからです。
例えば「TOEICの勉強法」をGoogleで検索すれば、
いろいろな方法が掲載されてますが「公式問題集をしっかりやろう」が結論になるはずです。
今は、効率よく正解を求める力よりも、世の中の問題を見つける力のほうが必用です。
なぜ発想力を鍛える必用があるのか、そして何をテーマにアイデアを出せばよいのか
このあたりの目的意識なく、発想力を高めることだけにこだわるのは、危険だということです。
もちろん、仕事で常に課題が与えられるのであれば、当面は問題ないでしょうが、問題が与えれない状況でも、自分で探していく力も鍛えておいて損はありません。