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仕事で悩んだら映画「マネーボール」がおすすめ!

仕事で悩んでる人にオススメの映画「マネーボール」をご紹介します。

主演はブラッド・ピット、2011年に日本で公開された133分の映画です。

原作は「Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game」。日本語にすると「マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術」

日本でも『マネーボール』というタイトルで、早川書房から出版されており、Kindleでも販売されています。この本は、『ゼロ秒思考』の著者である赤羽さんもオススメしていました。

あらすじ

1990年代末、オークランド・アスレチックスは資金不足から戦力が低下し、成績も沈滞していた。新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手。彼は統計データを用いた野球界の常識を覆す手法で球団改革を実行。チームを強豪へと変えていく――

金持ちと同じことをしても弱者は勝てない

限られた予算で、どうビックチームに立ち向かうのか?弱者の戦略とは何であるのかを教えてくれる映画です。野球に統計学、確率論と持ち込んで戦う戦略は、当時のアメリカでは受け入れられなかったのですが、諦めずにオーナーを説得してGMとしてチームを作り上げていきます。

主観ではなく客観的に。統計と確率論で立ち向かう

統計や確率といえば、沈着冷静なデータ分析というイメージがありますが、ブラッド・ピット演じるビリー・ビーンは熱い男。元プロ野球選手であり、アスレチックスのGMです。ちなみにビリー・ビーンは実在の人物であり実話。(あとから話します)

我々がこの予算で勝てば世界が変わる。そこに意味がある。それが望みだ

ビリーの指示を聞かない監督にたいして、主力選手を放出する決意をします。

そのとき、相棒のピーターは、いざというときのために放出は見送るべきだと言います。それに対してビリーはこう答えます。

きっとクビになる

その時、俺は高卒の44歳で

大学へ行かせたい娘もいる

君は25歳 イエール大学卒

立派な職歴もある

だが何が大切だ

大切なのは本気で
これを信じているかだ

誰に説明が必要だ?

誰にも 必要ない

結果はともかく 俺はやる

俺はこの世界に。。。

いいか 俺はこの世界に
ずっといる

目的は記録ではない

優勝指輪でもない

そんなものはいい

最後に勝たなければ
何の意味もない

我々のことなど
すぐに忘れられる

今までのことなど
何も関係ない

皆 ワールドシリーズを狙う

勝てばシャンパンに指輪

だが我々が この予算で勝てば

世界が変わる

それが望みだ

そこに意味がある

そうです。ビリーは金の力でビック選手をかき集めたチームが優勝するという
世界を変えたいと願い続けていたのです。

これって、野球界だけでなく、どの会社でも同じことが言えませんか?
予算、さける人員は限られています。その中で何ができるのかを考えないといけません。
もっと広告費が使えたら。。。なんて思うことありませんか?

もちろんビリーだって、オーナーにヤンキースほどではないにせよ予算アップを願い出ています。でも聞き入れられることはなく、もがいているときにピーターに出会います。

彼はイエール大学の経済学部を卒業しており、統計学や確率論を駆使して野球を考える技術を持っていました。

選手獲得方法としては、スカウトの感に頼るところが大きかった時代、それは客観的な判断以外に主観的なものが多々混ざり合っていました。私生活や顔がいい悪いなどです。

ピーターは数字だけで客観的に選手を分析していたのです。その才能をビリーは見ぬき、ビックマネーを持っているチームが優勝するという野球界を変えてやろうと決めるのです。

日本版マネーボールはUSJにあったのだ

金のあるチームと同じことをしても勝てない。

それにスカウトをはじめ誰も気づかない、理解しようとしない「うんうん分かるよ」と共感できる人も多いのではないでしょうか?

わたしはこの映画をみたときに、ユーエスジェイを立て直した森岡 毅さんを思い出しました。経営が落ち込んでいたときに、立て直しを要請されるわけですが、ディズニーランドのような戦い方では、勝てない。限られた予算のなかで、どう人を呼びこむのか。

森岡 毅さんは統計や確率論を用いて、戦略と戦術を練ります。まさにマネーボールですよね。プロフェッショナルという番組で知ってから、森岡さんの本は全部買って読んでます。ビリーと同じで戦略は冷静に練るけれども熱い人です。

 人は野球に夢を見る!ビリーの戦いは今も続く

ネタバレになりますが、ビリーは映画の最後でレッドソックスからの高額オファーを断ります。スポーツ史上最高額のGMになれたにもかかわらずです。

※( )は相棒のピーターのセリフ部分。

ひどい部屋だな

ここで勝ちたかった

心から

(立派に勝った)

俺たちは負けた

負けた

(しばらくすれば忘れる)

俺は忘れない

決して

共に戦い続けてきた戦友との間に、ありきたりの言葉など意味もないと感じたのかもしれません。このあと相棒のピーターは、見せたいものがるとビデオルームに案内します。

それは彼らしい、そしてビリーのハートに強く強く届くメッセージがこめられていました。

けっきょくビリーはチームに残るという決断をします。、彼にそうさせた信念が何なのかを、マネーボールで感じ取ってほしいです。そして彼の戦いは今も続いているというところがワクワクします。自分もがんばろう!と勇気がもらえる映画です。

ビリー・ビーン
プロ野球選手
ウィリアム・ラマー・ビーンは、元プロ野球選手、GM。右投右打。現在はオークランド・アスレチックスの上級副社長を務める。 卓越した球団運営で、メジャーリーグの名GMの1人に数えられる。『マネー・ボール』で日本でも知られるようになった。 ウィキペディア
生年月日: 1962年3月29日 (54歳)
生まれ: アメリカ合衆国 フロリダ州 オーランド
配偶者: タラ・ビーン (1999年から)
学歴: カリフォルニア大学サンディエゴ校
子: ブレイデン・ビーン、 ティンズリー・ビーン、 ケイシー・ビーン

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